上野学園は1904(明治37)年に、「自覚」を建学の精神として創立され、2009(平成21)年に創立105周年を迎えました。この間、文化の薫り高い東京上野の地で多くの優秀な卒業生を輩出してきました。
大学では、世界の第一線で活躍している指揮者・演奏家が顔を揃え、高度な技術のみにとどまらず、豊かな音楽性をもち、人と人とのコミュニケーション力のある教養豊かな音楽人を育てることをモットーとしています。また、短期大学部音楽科は、音楽をこよなく愛する人、早く社会人として音楽を活かしたい人たちのために門戸を開いています。中学校・高等学校にはそれぞれ普通科(普通コース)、音楽科(音楽コース)があり、音楽科(音楽コース)は大学の教授者が6年間を通して責任を持つ一貫指導体制をとっています。
皆様もご存じの通り、2009(平成21)年6月、上野学園大学演奏家コース3年次生の辻井伸行さんが、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝いたしました。これは、私を含め、上野学園の在学生、卒業生、そして教職員すべての喜びであります。また、100年を超える長い歴史と伝統のある上野学園の教育のひとつの結晶だったと、秘かに自負しております。
上野学園はこれからも優秀な演奏家だけでなく、人格・教養を兼ね備え、すべての分野で活躍できる人材を世に送り出していきたいと考えます。音楽への夢と希望に溢れる若い人々が、私どもの充実した環境のなかで、その夢の実現に向けて貴重な時間を過ごし、自分では気がつかなかった多くの可能性を伸ばし、学び、育っていくことを心から願っております。
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