理事長メッセージ

上野学園は1904(明治37)年に、「自覚」を建学の精神として設立され、再来年の2019年には創立115周年を迎えます。

本学園では、第一線で活躍する演奏家によるレッスンや授業が行われています。それは歴史ある伝統校だからこそ提供できることと自負しています。これまでも、松浦豊明先生、江藤俊哉先生をはじめ、諸先生方には永きに渡りご薫陶をいただいておりました。

同時に、学生一人ひとりと向き合う学び舎であることも、上野学園の創立以来、一貫した特徴です。学生が安心して学べる環境を整えるべく、教職員が各所において心を砕きながら築いてきた文化でもあります。学生と先生がお互いの顔がみえる環境での学びを通して、高度な技術の習得に留まらず、豊かな音楽性と教養を身につけ、真の人間性の獲得へと導かれていくことを意味しています。

めまぐるしく変化する現代社会では、多種多様な価値観への対応、さらには「革新的な発想 Innovation」が求められます。その一方で、時代を通して生き続けるものもあります。芸術、音楽の世界はそのひとつではないでしょうか。そこには、世界の天才、巨匠が残してきた絶対的といえるもの、それに感動し、学び貫く無数の人たちが存在します。

音楽を学ぶ学生は、早い段階で自らの進む道を見出し、専門性のある分野において夢に向かって日々鍛練を重ねています。そこで培われた自己探求と自己練磨は、Innovationへとつながる価値観と発想力となる可能性を秘めています。この習慣を身に付けた音大生は、すでにその基盤作りをしているのであり、まさに現代社会が求める人材そのものなのではないでしょうか。

音楽への夢と希望を持って学ぶ人たち一人ひとりを、上野学園は応援いたします。

理事長 石橋香苗
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