演奏家コース 教員・学生インタビュー

演奏家コース ピアノ専門
プロを目指して確固たる自分らしさを築く4年間

中学2年の時、現在も師事している干野宜大先生と出会い、プロになろうと決意。普通科高校からの進学ということで、高校時代は実技面の向上に励みながら、上野学園の音楽教室で3年間ソルフェージュのレッスンを受けました。
演奏家コースは周囲のレベルが高く、お互いに聴き合い意見を言い合うなど、仲間との交流を通じても自分を高められる環境。週2回の個人レッスンで2人の先生のレッスンを受けられるのも魅力で、一つの曲を異なる観点から学べることで、視野が広がっていきます。
まだ1年生。現実がどうなるかはわかりませんが、将来の目標は音楽で食べていくこと。細部までこだわり抜く姿勢を持ち、確固たる自分らしさを4年間でさらに磨いていきたいと思っています。

ピアノ専門 2016年入学
東 祐輔さん/東京都私立青山学院高等部出身

演奏家コース 弦楽器専門
これまでにない体験で飛躍した一発勝負の学年末試験

本気で演奏家を目指す人たちが集まる演奏家コース。試験もとても厳しいものです。年に1度、1年の集大成として行われる学年末試験は、演奏家コースで学び続けるための実力を、一発勝負で問われるもの。夏休み前から先生と相談しながら曲目を決め、半年以上かけて演奏を仕上げていきます。
私にとって初めての経験だった1年次の学年末試験では、プロコフィエフの協奏曲1番1楽章をはじめ、異なる時代の3曲で構成したプログラムを演奏しました。別々の時代の曲を連続して弾き分けるのは初めてだったので、時代に関する理解も深まりました。そして、試験を見据えた濃密なレッスンや練習を通して、5歳の時にヴァイオリンとの出会いをくれた母から「演奏が力強くなった」と言われたことは、とても嬉しい出来事でした。

ヴァイオリン専門 2016年入学
成田 叶さん/東京都立上野高等学校出身

演奏家コース 木管楽器専門
貴重な大学生活をより有意義にするために転コース

あと少ししかない大学生活。卒業してしまったら、こんな素晴らしい環境でレッスンを受けられるチャンスはきっとない。そんな思いが強くなり、4年次の春に器楽コースから演奏家コースへ転コース。1年次からコツコツと積み重ねてきた自信も、後押しになりました。演奏家コースの学生としての自覚も生まれ、自分に対しより厳しい気持ちで臨めています。
サクソフォン専門の大きな魅力は、門下にとらわれず3人の先生に師事できること。それにより、先生にも学生同士も壁を感じることなく、専門全体がいい雰囲気に包まれています。また、年に1度、サクソフォン専門生全員が出演する定期演奏会もあり、練習や本番を通して仲間同士の結束も固まっていきます。和気あいあいとしながらも、互いの演奏を聴き合い高め合える環境はとても貴重で、良い勉強になっています。

サクソフォン専門 2014年入学
直井萌華さん/茨城県私立常総学院高等学校出身

演奏家コース 金管楽器専門
技術、音楽性、精神面多くの成長を実感した特別な舞台

年に一度開催される協奏曲演奏会。演奏家コースのすべての学生の中から、オーディションで合格した数名がソリストとしてオーケストラと共演できる特別な舞台です。
私は1年次に出演のチャンスを得て、アルチュニアンのトランペット協奏曲に挑みました。難曲に取り組んだことで技術面、音楽性ともに成長を感じるとともに、本番数週間前に口の調子を崩してしまうというトラブルをはじめ悩みや課題を克服するなか、精神的にも強くなりました。
そして迎えた本番。初めてのオーケストラとの演奏は、非常に充実した楽しいひとときでした。まだ1年生、恐れも知らずにただ純粋に吹いたその演奏は、これまででベストの演奏。その経験に、今も多くのことを考えさせられています。

トランペット専門 2015年入学
ローリー・ディランさん/群馬県私立ぐんま国際アカデミー高等部出身

演奏家コース 打楽器専門
打楽器を通して音楽家に必要な力を育んでほしい

打楽器と他の楽器との大きな違いは、一度にたくさんの楽器を演奏することです。時には奏者が移動して、時には一箇所にたくさんの楽器を並べて。それぞれの楽器の癖も含め、さまざまな知識を持った上で演奏しなければなりません。大学の4年間という時間の中で、できる限りたくさんの楽器に触れていきたいと思います。
打楽器奏者として生きていく上で、もちろんソリスティックな表現・技術は大切ですが、それ以上に避けて通れないのがアンサンブルであると私は思っています。たくさんの楽器がある打楽器の醍醐味を、自ら閉ざしてしまうのは勿体ない。4年間でより多くの打楽器を広く深く勉強し、他者と演奏するための技術も磨き、打楽器と共に生きる力を養いましょう。

打楽器 岡田全弘 客員教授
読売日本交響楽団首席ティンパニ奏者。実技レッスンの他、打楽器合奏、ウィンド・アンサンブル、オーケストラでの指導を担当。

演奏家コース オルガン・古楽専門
先生方とともに演奏できる貴重な機会がたくさんあります

リコーダーを専門的に学びたいと考え始めたきっかけは、高校時代。当時はピアノ科で学んでいましたが、授業で初めてバロックやルネサンス時代の本格的なリコーダー音楽に触れ、その優しく温かみのある音色に魅了されました。また、さまざまな音色が重なり合い、皆と一つの音楽を作っていくという感覚にも、とても心惹かれました。 オルガン・古楽専門の大きな魅力は、第一線で活躍する演奏家でもある先生方とともに演奏できる機会がたくさんあること。学内の演奏会はもちろん、学外での先生の演奏会に参加させていただけることもあり、とても貴重な経験になっています。 今はひたすら技術を高める時。卒業後はご指導いただいている先生方のように、演奏活動や普及活動に携わっていけたらと思っています。

リコーダー専門 2014年入学
(2017年4月より演奏家コースへ転コース)
中津川茉莉さん/東京都私立上野学園高等学校出身

演奏家コース 声楽専門
世界を舞台に活躍できるオペラ歌手を目指し

演奏家になるために、専門的な技術や表現力をもっと学びたい。そんな想いで短大から3年次編入し、演奏家コースで学びもうすぐ1年。
週2回の個人レッスンは、前回のレッスンを体が忘れないうちにまたすぐ次のレッスンが受けられるという、非常にいいサイクルで充実した学びができています。複数の先生に師事していますが、先生同士がタッグを組んで情報交換しながらレッスンしてくださるのも魅力です。また、演奏面だけでなく、歌詞の意味はもちろん作曲者の考えや時代背景など、一つの曲をさまざまな面から深く追究していくのも演奏家コースならでは。
目標は、イタリアに留学し、そこで大好きなイタリアオペラをさらに追究していくこと。世界を舞台に活躍するオペラ歌手を目指しています。

声楽専門 2016年第3年次編入学
関根あすかさん/上野学園大学短期大学部出身

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