学長挨拶

船山信子学長の後を引き継ぎ、今年度より学長に就任致しました。創立者石橋藏五郎先生が築かれたこの110余年の歴史を誇る名門大学を担当するにあたり、まさに身の引き締まる想いであります。

さて、ドイツの画家マックス・エルンストが「嘗て300年に一つだった社会の変化は、30年、3年、3分と縮んだ」と述べましたが、今やAI(人工知能)、IoT(すべてのものがインターネットにつながること)の時代を迎え、IT世界では3秒に一つ変化しているとさえ言われています。しかし、こうした激動の社会にあっても決して変わらないものこそ芸術なのです。

"音楽を愛する力こそ人生を構築する源となる"という真実を根幹に据えながら、専門性を有する教養人育成教育、また、小生の半生で国内外の巨匠たちから培ったさまざまな事象を、本学の教育へいかに反映させるか等々を探求しようと思います。

さらには、現代のニーズにあったジャンルとは何かを模索し、これらを教育に導入する手法を早急に確立し、本学の発展に寄与したいと考えております。

上野学園大学 学長 皆川弘至

略歴

 日本大学芸術学部卒。大手出版社編集長、編集部長、制作担当常務、レコード会社及び音楽出版社代表取締役社長等を歴任。音楽ジャーナリストを経て、日本を代表するクラシック音楽プロデューサーとして内外で活躍。プロデュースした録音制作は、ウィーン・フィル、ロンドン響、ロンドン・フィル、バイロイト祝祭管、モーツァルテウム管、モスクワ放送響、N響、読響、東響、東フィル、新日フィル、大阪フィル等の内外のオーケストラ、また、A.プレヴィン、K.マズア、R.F.デ・ブルゴス、L.ハーガー、H.シェリング、J.デムス、M.アルゲリッチ等の海外演奏家から、朝比奈隆、山田一雄、岩城宏之、若杉弘、井口秋子、園田高弘、村上明美、遠藤郁子、東敦子、高橋大海、立川澄人、長野羊奈子、平田恭子、井原直子、鮫島有美子、林康子等の邦人演奏家に至るまで、400曲以上の膨大な作品を手がける。他にクラシック以外でも、哀川翔、因幡晃等のポピュラー楽曲280曲、歌曲・童謡200曲、井上靖、石坂洋次郎、犬養孝等、文学作品のステレオ・ドラマ、朗読も50作品を越える。
 また、クラシック、ポップス音楽雑誌・芸能雑誌・音楽書籍・楽譜出版はもとより、50作品以上に昇る幼児音楽教育・生涯教育関連の各種企画制作物など、手がけた企画制作、編集著作物も数多い。
 その他、モーツァルト:歌劇「魔笛」演出、創作オペラ制作、音楽映画プロデュース・演出・監督、コンクール審査員、各種講演と幅広く活躍する。
 また、後進育成にも意を注ぎ、教育活動では、尚美学園大学、東海大学、大阪音楽大学、くらしき作陽大学、日本大学芸術学部等の各大学で教鞭をとり、尚美学園大学音楽表現学科長、芸術情報学部長、大学院研究科教授主査、副学長、等を歴任する。
 「音楽ジャーナリズム論」(ミデアム出版社)、「音楽録音芸術概論」(音楽之友社)、「音楽企画制作概論Ⅰ<ここまできた音楽ビジネス>」(音楽之友社)、「音楽企画制作概論Ⅱ<音楽家のための、これからの音楽ビジネス>」 (音楽之友社)、「音楽企画論」<アート・マネージメント実践手法>(レッスンの友社)、「わが音楽巡礼」(一藝社)等の著書をはじめ、論文、研究紀要の他、新聞、雑誌、ライナーノート、演奏会プログラム等への執筆活動も活発に行っている。
 ミュージック・ペンクラブ・ジャパン(旧音楽執筆者協議会)、東京音楽ペンクラブ、Wiener Institut für Strauß-Forschung,Wien(国際シュトラウス研究学会)、日本マス・コミュニケーション学会、 国際物語学会、文化経済学会、 各会員。
 現在、上野学園大学・学長、尚美学園大学・名誉教授。

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