教員の養成の状況についての情報の公表

  1. 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること
  2. 教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること
  3. 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること
  4. 卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること
  5. 卒業者の教員への就職の状況に関すること
  6. 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること

1. 教員の養成の目標及び当該目標を達成するための計画に関すること

(1)取得可能な教育職員免許状

学部等 免許状の種類
音楽学部 音楽学科 中学校教諭一種免許状(教科《音楽》)
高等学校教諭一種免許状(教科《音楽》)

(2)教員養成の目標

上野学園大学は、学園の建学の精神「自覚」を教育の重要な理念としている。各人が真の「自覚」に目覚めるときに内なる創造性・音楽性を発見することができ、その感性・個性をもって、音楽ひいてはグローバル世界と向かい合うことができると考えるからである。そのため、専門領域である音楽の知識を深め技術を磨くことは勿論のこと、広い範囲の見識を持ち、教養を深め、品位を高めることを重視している。教員養成においても、ディプロマ・ポリシー「卒業認定・学位授与の方針」に掲げる3つの要件、「音楽芸術の学びを通して建学の精神『自覚』を会得していること」「音楽の演奏と教育に携わる高い芸術性・創造性を身につけていること」「社会人として豊かな人間性、教養、品格、社会に貢献する力を涵養していること」が満たされることを目標としている。

生産人口の減少、地球温暖化、世界平和の問題、人工知能(AI)の飛躍的な進化等、これから予想困難な厳しい時代を迎える我が国であるが、様々な変化の一つとしてAIに思考の目的を与えたり、目的のよさ・正しさ・美しさを判断したりできるのは人間の最大の強みである。これからの時代を人間が人間らしく豊かに生きていくために、教育の力は大いに期待されているところであり、とりわけ美的情操を養う音楽教育は大きな役割を果たしていかなければならない。

そのために、本学の教職課程では以下の項目について特に重点をおいて、卒業後教育現場で即戦力となり得る人材を育てるために、「音楽」を軸とした実践的な学びを展開する。

  • 充実したアンサンブルの授業、膨大な音楽学の文献、一流の教授陣による質の高いレッスン等により、音楽の学びを通して、豊かな人間性を養う。
  • ピアノ、声楽、ソルフェージュを始めとする音楽教師として必要不可欠な専門技能や知識を、少人数レッスンの強みを生かして、確実に身につける。
  • 学習指導要領で重視されている我が国の伝統音楽を指導するための技能と指導法についての実践的な学びを充実し、特に箏・三味線・長唄・民謡について、授業実践ができるスキルを身につける。
  • 音楽授業観察実習、教育実習等を通して、実際の教育現場での学びを充実させ、実践力を身につける。
  • 全学挙げてのアクティブ・ラーニングによる授業実践により、学生が主体的に自ら考え、判断し、表現する力を養う。
  • 教育現場での実践経験が豊富な教授陣による授業により、教職の専門的な知識を教育実践と結びつけて理解し、生きた知識として活用できるようにする。
  • 教師を目指す学生を確実に教育現場に送ることができるよう、採用試験対策を充実させる。

(3)目標達成のための計画

◆ 教職課程年間スケジュール
教職課程年間スケジュール

◆ 免許状取得の条件

【中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状】

  • 1. 音楽学部を卒業し学士の学位を有すること。(基礎資格)
  • 2. 下表に従って、規定された単位を取得すること。
教育職員免許状を取得するために必要とする最低修得単位数
科目区分 中一種 高一種
教育職員免許法施行規則第66条の6に定める科目 8 8
教科及び教科の指導法に関する科目 教科及び教科の指導法に関する科目 28 24
教育の基礎的理解に関する科目 10 10
道徳、総合的な学習の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目 10 8
教育実践に関する科目 7 5
大学が独自に設定する科目 4 12

※このほかに中学校一種免許状取得のためには介護等体験【特別支援学校(2日間)、社会福祉施設(5日間)】が必要である。

  • 3. 中学校教諭免許と高等学校教諭免許状を取得するには、それぞれ必要な単位数が異なるが、双方の免許状を取得することを目標とする。

◆「教育実習」を履修するための条件
4年次で教育実習を履修するためには、3年次修了までに下表に定める授業科目の単位を取得しなければならない。

授業科目 単位数 授業科目 単位数 授業科目 単位数
音楽科教育法Ⅰ 2 教職概論 2 道徳教育指導論 2
音楽科教育法Ⅱ 2 教育社会学 2 特別活動及び総合的な学習の時間の指導法 2
音楽科教育法Ⅲ 2 教育心理学 2 教育方法論 2
音楽科教育法Ⅳ 2 特別支援教育 1 生徒・進路指導論 2
教育原理 2 教育課程総論 2 教育相談 2

2. 教員の養成に係る組織及び教員の数、各教員が有する学位及び業績並びに各教員が担当する授業科目に関すること

(1)教員数

学部等 免許種 教授 准教授 講師
音楽学部 音楽学科 中一種 6 7 1
高一種

(2)教員養成に係る教育組織

(3)教員一覧

教員一覧はこちら

3. 教員の養成に係る授業科目、授業科目ごとの授業の方法及び内容並びに年間の授業計画に関すること

(1)授業科目


(2)年間授業計画(講義要旨)

年間授業計画(講義要旨)はこちら

4. 卒業者の教員免許状の取得の状況に関すること

区分 平成29年度 平成30年度 平成31年度 令和2年度 令和3年度
中学校教諭一種免許状(教科《音楽》) 37 35 33 17 19
高等学校教諭一種免許状(教科《音楽》) 37 35 33 17 19

5. 卒業者の教員への就職の状況に関すること

※各年度卒業時の教員採用状況(臨時的任用教員及び非常勤講師を含む)

学部等 平成29年度 平成30年度 平成31年度 令和2年度 令和3年度
音楽学部 音楽学科 9 4 12 6 3

6. 教員の養成に係る教育の質の向上に係る取組に関すること

本学では、教員養成に係る質の向上のために、学内の通常の授業の充実を図っている。一例として、「音楽授業観察実習」では、特に優れた授業実践を行っている音楽教師の授業を、実際に学校に出向いて参観している。授業後には協議会を設定し、授業者の先生と学生が語り合える場を設定している。これまでに、合唱指導のスペシャリストの授業、鑑賞指導のスペシャリストの授業、プログラミングの研究校の授業、日本の伝統音楽の授業、若手で優れた実践をしている教師の授業等を参観し、多くの学びを得ている。

その他に以下の取組を行っている。

  • 小中学校における障害をもった児童・生徒への支援員や、保育所・幼稚園における支援員を有給で行う制度を台東区から提供していただき、教育活動への理解を深めている。
  • 「創作」の分野で優れた実践をしている公立学校教諭による「音楽づくり」のワークショップを行っている。
  • 教師を目指す学生が確実に採用試験を突破できるよう、採用試験を熟知した講師、並びに前年度現役合格を果たし教育現場で4月から教鞭をとっている卒業生を本学に招き、採用試験必勝講座を開催している。その他にも教員による対策講座を複数回開催し、成果を上げている。
  • 教職委員会を年に4回開催し、学生の学びの様子を交流するなどして、教職課程履修の通過チェックを行っている。解決すべき課題を抱える学生については、きめ細かく面談を行い、学びの姿勢の改善につなげている。
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