ウィンド・アンサンブル

全学年・全専門対象。吹奏楽オリジナル作品を取り上げることを基本姿勢とし、バロック音楽やコンチェルト等の編曲など、幅広いレパートリーも扱います。授業は、春と秋の定期演奏会に向けたリハーサル形式。将来における吹奏楽指導の可能性も視野に入れ、規模の大きな合奏特有のアンサンブル力を身につけます。

指導者を目指すにも有用な素晴らしい環境を用意しています

指揮
齋藤勇二 非常勤講師
1947年東京都生まれ。東京フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者として活躍後、指揮者としてオーケストラや吹奏楽指導に力を注いでいる。

ウィンド・アンサンブルの授業の最大の魅力は、管打楽器のほぼすべての楽器の先生が授業に携わっている、素晴らしい環境にあります。そしてそれぞれの先生が、自分の楽器はもちろん、ほかの楽器についても細かく指導する。これは師弟関係が重視される音楽の世界ではとても珍しいスタイルですし、非常に大きな強みだと思っています。
授業の中で大事にしているのは、時間差に対応する力など、大きな合奏特有のアンサンブル力を養うこと。また、指導者となった時にも必要なハーモニーの作り方などにも毎回取り組んでいます。基本的には春と秋の定期演奏会に向けて練習を重ねていきますが、本学で行われる中・高の吹奏楽部を対象にした講習会に合わせ、吹奏楽コンクールの課題曲を全曲演奏するという有意義な取り組みも行っています。
週に1度、180分という授業時間は、あっという間に過ぎてしまいます。だからこそ、一人ひとりが自立して授業に臨み、自ら「考える」ことが大切です。高校の吹奏楽部でも、素晴らしい演奏をしている学校はたくさんありますが、音大ではより深く音楽を理解し、一歩も二歩も進んだ楽しみ方ができると思います。

器楽 主任
飯島和久 教授
パリエコールノルマル音楽院卒業。日本フルート協会理事。

吹奏楽部出身の受験生の中には、基礎に不安を感じている人もいるでしょう。そんな人こそ、音大で専門の先生に習うことによって、見違えるほど変わります。ウィンド・アンサンブルの授業でも、和音など基本的な音作りから勉強していきます。高校時代とはひと味違う吹奏楽を、一緒に楽しみましょう。

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