カリキュラム

個性を尊重する少人数教育で音楽家としての技能と、豊かな人間性を身につける

少人数制ならではの親身な指導や、充実したカリキュラムで、音楽家として、また一人の人間としての成長をサポート。
一人ひとりの能力に合わせたオーダーメイド教育が、4年後に着実な成果をあげています。

広い視野から音楽性を磨く、多様な授業

1. 個人レッスン(演奏家コース・週120分、器楽コース・週60分/4年間)

演奏家コースでは毎週120分、器楽コースでは毎週60分の個人レッスン。現役演奏家としても活躍する教員が、自身の音楽活動で培ってきたノウハウを伝授します。実技指導のみならず、学生との対話を通じて自発的な学びを促し、将来の進路を見据えたアドバイスも行います。

2. アンサンブル科目

個人レッスンと並ぶ学びの主軸として、「オーケストラ」科目のほか、「室内楽」「同族楽器合奏」「ウィンド・アンサンブル」「合唱」などさまざまなアンサンブル科目を用意。日々の授業の成果は、オーケストラの定期演奏会、合唱定期演奏会、ウインド・アンサンブル定期演奏会などで発表します。

3. 専門教育科目 音楽基礎科目・研究系科目

音楽の基礎を身につけるために重要な「和声法」「楽式論」「ソルフェージュ」などの音楽基礎科目はもちろん、「西洋音楽史」「音楽美学」「マネジメント概論」など音楽性を深めるバラエティに富んだ研究系科目もあり、興味や目的に応じて選択できるさまざまなカリキュラムを用意しています。進度やコース、専門別にクラス分けを行うことで、学生一人ひとりが効果的に能力を伸ばせることも、本学の特徴の一つです。

ソルフェージュ

【ソルフェージュ】
実際の演奏や音楽活動に生かすための音楽の基礎を学び、音楽の喜びや興味を広げる授業です。リズム感、和声感、フレーズ感覚などさまざまな音楽感覚を養い、聴取力、読譜力、記譜力、分析力、即興力やコミュニケーション力などを身につけながら、自力で音楽を解釈し表現する能力を開発します。

4. オーケストラ(週1回・180分)

全専門、全学年を対象に行う週1回・180分の「オーケストラ」は、教員が学生と共に演奏に参加する、実り多い授業です。各楽器の担当教員がプレイング・アドバイザーとなり、学生の技術に磨きをかけていきます。

5. ウィンド・アンサンブル(週1回・180分)

全専門、全学年対象の「ウィンド・アンサンブル」。もっと学びたい、という学生たちの強い要望により、それまでの1コマが2倍の2コマ(=180分)となったのは、2013年度のことです。秋に開催する「ウィンド・アンサンブル秋のコンサート」、学年末に開催する「ウィンド・アンサンブル定期演奏会」に向けて、リハーサル形式で授業を進めていきます。

6. 教養・基礎科目、外国語科目

本学では、音楽性をより深く豊かにするために、一般教養科目を充実させています。西洋文化の根幹ともいえる「哲学」を学び、ヨーロッパ史を俯瞰し、そこに生きた人々の生活と文化を「歴史学」で学ぶ。多角的な視野から豊かな教養を吸収することで内面を高め、人間性を高めます。また、音楽を学ぶために欠かせない「語学」にも力を入れています。

独自のサポート制度 より充実した学びのために

1. 初年次プログラム

高校とは大きく変わる大学という学びの場。大学という場を理解し、高校までの受動的な学びから、大学の主体的な学びに移行するために、全新入生を対象にした教育プログラムを用意しています。大学での学びに必要な自己管理・時間管理能力、そしてスタディスキルやアカデミックスキルの獲得も目指します。

2. オープン・レッスン制度

個人レッスン担当以外の教員からも、レッスンや指導を受けられる制度です。同じ楽器の別の教員はもちろん、専門以外の教員のレッスンも受けられます。師弟のつながりの強い音楽の世界で、その垣根や縛りを越え、柔軟なスタンスで学生の能力向上を図ることが目的です。

3. プレイング・アドバイザー制度

プロのオーケストラなど、第一線で活躍する演奏家が、各種合奏の授業において学生と一緒に演奏することで、教育効果を高めます。学生は、技術的な指導を受けながら、演奏上の微妙なニュアンスなども直接その場で学ぶことができます。

4. キャリア・アドバイザー制度

演奏家、教員・指導者、一般企業への就職、3年次編入や専攻科への進学など、それぞれの希望の進路に合わせて専任のキャリア・アドバイザーが指導します。1・2年次では自己理解と仕事研究を通じてキャリア形成を行い、3年次からは目標達成に向けた具体的な行動を指導、サポートします。

5. 豊富な演奏体験

豊富な演奏体験

「春の演奏会」「学内演奏会」「オーケストラ定期演奏会」「合唱定期演奏会」「演奏家コース協奏曲演奏会」「ウィンド・アンサンブル定期演奏会」「卒業演奏会」などの演奏会、「前期・後期演奏試験」「卒業演奏試験」、その他学外での演奏会など、舞台での演奏機会を豊富に用意しています。

また、学生自らが企画・制作・運営まで行う演奏会もあり、演奏者としての表現・技術だけでなく、プレゼンテーション能力やプロデュース能力も磨くことができます。

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