楽器研究室では、17世紀から19世紀のヨーロッパで製作された楽器約150点から成る上野学園古楽器コレクションの保管と研究を行っています。また、カタログ等の作成、コンサートの企画、海外の楽器博物館との情報交換など活動は多岐にわたります。
ヨアヒム・ティールケのヴィオラ・ダ・ガンバ、日本に1台しかないタンゲンテンフリューゲルといったコレクションがあり、貴重な楽器の宝庫です。
上野学園には楽器展示室が設けられ、所蔵楽器が一般公開されております。
開室日
毎週火曜・金曜 10:30~12:30(8月閉館)
上野学園古楽器コレクションは17・18世紀のヨーロッパ音楽を楽器の面から研究することを目的として収集されてまいりました。母体は1975年にコペンハーゲンの著名な楽器商エミール・ヒョルト・オク・センネル社から購入した53点の楽器で、中には第2次世界大戦前にドイツの著名な楽器収集家フリッツ・ヴィルトハーゲンが所蔵していた楽器も含まれています。
コレクションは弓奏弦楽器のヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオラ・ダモーレ、撥弦楽器のリュート、マンドール、ハープが中心ですが、その後歴史的観点からも重要な鍵盤楽器・管楽器・打楽器が付加されて今日に至っています。