ウィンドアンサンブル

多人数での、また管楽器・打楽器での同属楽器の協調し易い合奏の中で、1奏者としての役割を経験し、音の響きや音楽の内容をより広く 経験し、個人の技量をも高めることに寄与する。

ウィンドアンサンブル・指揮法・教育合奏
福田洋介 特任教授
1975年東京杉並生まれ。作・編曲は独学。
吹奏楽・管弦楽・室内楽の作・編曲および指導・指揮に力を注ぐ。
CDや楽譜を各社より多数出版。国内外で作品の評価が近年高まっている。

本学のウインドアンサンブル授業は、
1. 音楽を経験する様々な方々にアプローチするための「指導法基礎演習」
2.大小の編成を織り交ぜて取り組む「演奏会レパートリー研究」
...これらを大きな柱としています。
楽譜テキストは授業独自のものを利用し、これまでの大編成を基軸とした吹奏楽合奏法とは一線を画し、オーケストラ演奏や多様な音楽スタイルにも通じる、音楽演奏の本質的な活動・原理に基づいた合奏法を考察し体験・実習しています。
2023年度は、バッハから映画音楽まで網羅し、吹奏楽という形態を活用しながら、合奏の基礎、そして作品の純粋な魅力を引き出すための演奏法について研究を重ねました。
上質な演奏を究めることはもちろんの事、丁寧で美しく艶やかな音楽観でのぞむウインドアンサンブルを体験した学生達が、やがていかなる形であれ社会の中で音楽や合奏に携わった時に、少しでも「佳い音楽」をメッセージできる見識を身に付けて頂く事を目標にしています。
愉しく、丁寧に、学び合いましょう。

実技科目主任(器楽)
飯島和久 特任教授
パリエコールノルマル音楽院卒業。日本フルート協会理事。

吹奏楽部出身の受験生の中には、基礎に不安を感じている人もいるでしょう。そんな人こそ、音大で専門の先生に習うことによって、見違えるほど変わります。ウィンド・アンサンブルの授業でも、和音など基本的な音作りから勉強していきます。高校時代とはひと味違う吹奏楽を、一緒に楽しみましょう。

STUDENT VOICE

短期大学部 フルート専門 2017年入学
市川昌輝さん
山梨県立山梨高等学校出身/帝京科学大学 こども学部出身

ソロとはまったく違う吹き方を求められる合奏の授業。楽器ごとに専門の先生がいらっしゃるので、ソロとは違う合奏ならではのハーモニーやアタックなどの専門的な技術や音色について、その場で指導を受けることができ、とても楽しく勉強になっています。ここまで大きな規模の合奏は、短大ではウィンド・アンサンブルだけ。貴重な時間であるとともに、さまざまな学生との交流を通じて、モチベーションアップにもつながっています。

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